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商品を守る(2)

時代劇を見たことのある方なら、日本の千両箱を見たことがあるでしょう。

非常に美しい漆を塗られた千両箱、あの箱には、鍵がありません。

悪徳商人が悪徳代官にわいろの千両箱を差し出すと、受け取った代官はすぐに蓋を取って中の小判を確かめ、「お前も悪よのー」とお決まりのセリフを吐くことになります。

同じ大事なものを入れているのに宝箱とはずいぶん違います。

しかし、この千両箱はたいていの場合、何らかの布で包まれています。

もちろん布はすぐにほどけるのですが、そういう物理的な意味ではなく、包んでいるということが、その箱に近づくべきではないという心理的な距離感を生み出すのです。

また包むことによって、その中に何が収納されているのかを分かりにくくする働きもあります。

つまり商品を守るという場合にも、日本では、物理的に守ること同時に、心理的にそれを触るべきではないという意識を起こさせたり、中が何か分からないという状況を作り出して、梱包物を守っているともいえるでしょう。

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