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包むことと日本人の美意識(1)

袱紗や風呂敷など、日本人は物を包むということにとても神経を使います。

包み方についても細部まで気を配り、きちんと包むことにずいぶんな情熱を燃やすように見えます。

ラッピングという技能がありますが、西洋のラッピングが箱や包装紙、あるいはその飾りであるリボンなどの美しさに気を配るのに比較して、日本のラッピングは包むということ自体を美しく見せる意識が働いているような気がします。

それはこれまで述べてきたように、物を守るという意識が包んで中をわからなくするという意識につながっているために、包むことそのものに美を求めてしまう日本人の美意識が生きているからだといえるでしょう。

丁寧に丁寧に包まれた箱の包装紙には、しわがまったく無く、しかも紙に無駄が無い、どうしてここまでこだわるのか、包装紙なら破られてしまえばおしまいなのに、と西洋人ならきっと思うでしょう。

しかし、日本人にとっては、包むという行為は、それが紙であろうと、布であろうと同じなのです。

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