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包むことと日本人の美意識(2)

風呂敷で様々なものを包んでいる写真をご覧になったことはないでしょうか?

あらゆる形態のものを美しく包み込んでしまう風呂敷、それはまさに技と呼ぶにふさわしい技術です。

どれだけ美しく、どのような形態のものでも包めるか、そしてそれは運搬できなければなりません。

そのような制約を逆に活かして、風呂敷の様々な包み方が発見工夫されてきたのです。

そこには繊細な美への意識があります。

ダンボールが無かった時代、紙もまた高級なものでした。

美しい和紙が適当に使えるようになったのはずいぶん後のことです。

予断ですが、包むといえば、多くの浮世絵が海外に流出したのは、浮世絵が輸出品の包み紙に使われたからという説があります。

今では高い評価を受ける浮世絵ですが、当時は何も書かれていない紙よりも浮世絵のほうが簡単に手に入ったことを示す事例の一つとして興味深いものです。

紙をふんだんに使うよりも、何度でも使える風呂敷が重宝されたことは想像に難くありません。

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