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歩荷による運輸

では次にトラックやダンボールが無い時代には、物資を運輸するのにどのような方法がなされていたかを見てみることにしましょう。

運輸手段の1つ目は、"歩荷(ぼっか)"です。

これは、人が荷物を背負って目的地まで徒歩で運搬するという内陸物流の運搬手段としては最も歴史の古い方法で、各地の歩荷たちの通る道には歩荷宿や茶屋もあり彼らの休息の場となっていたようですが、その山道は険しいだけでなく春には雪崩が多いことから危険と背中合わせの仕事でもあったようです。

最近でも山小屋に食料などの物資を運ぶために、主に登山家や山岳部の学生たちがトレーニングを兼ねてアルバイトとして歩荷をやっているようで、報酬は荷物の重さによって決まることもあって背負う荷物の量は誰もがびっくりするほど多いと言われます。

ちなみに彼らは本番の登山では一人で25kg程度の荷物を背負うので、通常の訓練でもザックにその荷よりも重い30kg~35kg程度のブロックを詰めて近くの山に登っているのだそうです。

また、今でもエベレストをはじめとする8000メートル級の山々のあるネパールでは、歩荷を職業とするポーターと呼ばれる人達がいて、彼らはカゴの中に入れた自分の体重よりも重い荷物を、額に回した紐によって支えながら険しい山道を何百キロも歩くのですが、消費するエネルギーをかなり抑えることのできるような歩き方をしていることから "世界一効率よく荷物を運ぶことができる荷物運搬人たち"と称され、世界の学者たちの注目を浴びています。

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