ダンボールが無い時代トップ >> ダンボールの今と昔 >> 飛脚の棒は......

飛脚の棒は......

ところで飛脚は棒に荷物を縛りつけて担いでいますが、この棒は長さが三尺(約91㎝)あったことから人々はこれらを"三尺棒通信"と呼んでいました。

そして彼らの走っている姿を見ると、棒の後ろ側に書簡や荷物を縛りつけてバランスの良い位置で担いでいます。

これには"てこ"の原理がはたらいています。

てこには"支点"、"力点"、"作用点"の3つがありますが、ここでは棒をのせている肩の部分が支点で、棒を持っている手の部分が力点、そして荷物を縛りつけている部分が作用点ということになり、肩にのせる棒の位置をどこにするかによって荷物を重く感じたり軽く感じたりします。

この原理を利用して楽に運搬するには、支点(肩)から力点(持ち手)の距離をできるだけ長くして、作用点(荷物)をできるだけ支点(肩)に近づけるのがコツです。

また物体を回転させようとする作用に"力のモーメント(N)"というのがありますが、これによると棒の長さ(r)が長いほど、手で棒を下に引く力(F)が大きいほど(N=r×F)という原理がはたらいて重い荷物を担ぐことができるとされていますが、ここで棒を下に引く人間の力(F)はある程度決まっているので、そこから逆算すると棒の長さ(r)は三尺程度になるのかも知れませんね。

また右肩に担いでいる飛脚もいれば、左肩に担いでいる飛脚もいることに対して......右カーブは右肩で担ぎ、左カーブは左肩で担いだとか、長い距離を走るので左右を交互に担いでいるとか、右肩で担いだ時は右足が先に出ることから右利きの飛脚は右肩に、左利きの飛脚は左肩に担いでいるなどさまざまな考えがありますが、実際はどうだったのでしょうか?

ダンボールが無い時代へようこそ!

このサイトは管理人の備忘録としての情報をまとめたものです。

掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等はご遠慮ください。