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ダンボールの登場とトラック

1990年代後半になるとドイツのダイムラーという自動車会社で世界初のトラックが誕生しました。

この会社は1885年に自転車をオートバイに発展させ、その10年後にはトラックを完成させていますが、当時は、自動車製造会社でさえ今日のようにトラックが流通の主役になるなど想像もしていませんでした。

そしてトラックが日の目を見るようになったのは、アメリカでトラックによる輸送手段が考案されるようになった第一次大戦後のことです。

アメリカでは第一次世界大戦以前から鉄道が長距離輸送の手段であったのに対し、トラックは短距離輸送の手段としてその力を発揮していましたが、当時の世界恐慌を脱する政策の1つとして、道路が全米に敷設されるようになるといよいよトラックの活躍する場は増加し、世界恐慌で失業した人達の中には個人でトラック運送業を起業する人達も多くなり、これによってトラック輸送の基盤がつくられることになります。

さらに第二次世界大戦では、軍需工場から基地への物資の運輸の殆どをトラックが担うようになり、トラックによるさまざまな輸送手段も考案されてトラック輸送の基盤はますます強化され、戦後は高速道路の発達もあって半径1000キロメートルにわたる広範囲のトラック輸送ネットワークが完成しています。

現在、日本でもトラックが物流の中心となっていますが、日本に初めて登場したトラックは1903年に東京の呉服屋が輸入して業務用として使い始めた2トントラックですが、政府もトラックの振興に力を入れて量産に取り組み始めた矢先に戦争が始まり、本格的なトラックの時代の始まりは戦後に持ちこされました。

輸送用トラックの発展と期を同じくして、1909年には東京で日本初のダンボール事業が始められ、片面ダンボールが製造されるようになりました。

そしてさまざまな試練を経て、戦中は鉄や木材が軍需に優先されたことからダンボールがその代替品として利用され、さらに戦後になって森林法が改正されたり輸送手段が貨車からトラックに替わり道路が整備されるにつれてダンボールの需要はどんどん高まってきました。

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