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リサイクルによって公害問題を克服

化学パルプの製造過程で使われる薬品が、このように"塩素系漂白剤"から"酸素系漂白剤"へと変わったことに加えて、最近では古紙を使った"古紙パルプ"がメインとなることによって自らの公害問題を克服したとも言えます。

最近では"古紙パルプの利用率"という言葉をよく耳にするようになりましたが、これは≪古紙消費量÷製紙用繊維原料合計消費量≫で求められる数値で、製紙用前原料に占める古紙の割合を表しています。

そして1980年には41.5%であったものが、1990年には51.5%と50%を超え、さらに1999年には56.1%を達成し、これにとどまらず2003年には60.2%、2009年には63.1%と年々伸び続けています。

このように順調に利用率を伸ばしている"古紙パルプ"ですが、再生を繰り返すと繊維の強度が弱くなってしまうという弱点もあり、品質を維持させるためには常に新しいパルプ原料を投入する必要があります。

そこで、"化学パルプ法"によって木材から抽出されたばかりのバージンパルプが利用され、その製造過程で二酸化炭素は排出されることになりますが、木からクラフトパルプを作る際にできる"黒液"と呼ばれる自前の燃料が使われるために、化学燃料によって排出される二酸化炭素のような悪影響はないと言われます。

これらは"バイオマス燃料"とも言われる植物性の廃液で、その成長過程に行われた光合成で大気中から取り込んだ二酸化炭素を大気中に戻しているだけなので、全体的には大気中の二酸化炭素を増やすことにはなっていません。

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