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輸出用木箱の規制

木材の原木を使って作られたパレットや梱包用木箱による有害な病害虫の侵入を防いで森林資源を守るために、各国では梱包材の輸入規制や独自の検疫制度が実施されてきましたが、これらの基準を統一させるために、"国連食糧農業機構(FAO)"は2002年3月の国際植物保護条約会議において"国際貿易における木製梱包材料の規制ガイドライン"を採択しました。

これは一般には"ISPM No.15"とか"国際基準№15"と呼ばれているもので、現在ではアメリカやカナダ、中国、EUなどの主要国をはじめとして殆どの国でこの基準を採用していますが、この国際検疫を基本にしてさらに独自の国内検疫をプラスして行っている国も多いようです。

また現在の時点で"国際基準№15"を採用していない国に輸出している場合、徐々にこの基準に統一していくことになると思われるので、搬入拒否を受けて面くらわないためにも定期的に情報収集しておく必要があります。

処理後の木材は見た目で判別することが難しいために、処理済のマークを見えやすい位置に国の機関に登録された梱包業者に捺印してもらわなければなりませんが、"ダンネージ材"といって積荷の破損を防ぐためにあてがう木にも全て捺印しなければならない国があったり、未処理の場合に罰金を求めてくる国もあるなど、細かい規制に関してはそれぞれの国でばらつきがあります。

他にも、加工木材である合板は処理が不要ですが、中国製の合板には基準値を上回る濃度のホルムアルデヒドを含む接着剤が使われていることがあるために入国拒否されることがあるので気をつけなければなりません。

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