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強化ダンボールの登場

近年の梱包技術の進歩には目を見張るものがありますが、中でも"強化ダンボール"の活躍は私たちの想像の域をはるかに超えています。

"強化ダンボール"は1952年にアメリカで開発されたもので、その種類には板の厚さが4.5㎜~4.8㎜のAフルートが2段に重なった"2層強化ダンボール(:バイウォール)"と、Aフルートが3段に重なった"3層強化ダンボール(:トライウォール)"とがあり、特に3層強化ダンボールは、木材や鉄、プラスチックなどに代わる重量物用梱包材として世界中で利用されています。

通常であればライナーを強化させて全体の強度を高めるところを、これらのダンボールではライナーだけでなく中芯にも古紙パルプを使用しない100%クラフトパルプを使用し、さらに耐水加工を施し、接着剤やインクに至るまで特殊なものが使われています。

また、重量は木箱の1/3~1/4と一般のダンボール並みの軽さであることから、特に航空輸送による輸出では輸送費用を大きく削減することができるだけでなく、材質が木からダンボールに変わることによって、これまで大きなウェイトを占めていた輸出用木箱の"燻蒸処理"という熱処理作業も省くことができるようになりました。

"燻蒸処理"によって、輸出する側の国には手間と大きな経済的負担がかかっていましたが、強化ダンボールが開発されたことによって輸送費用だけでなく燻蒸処理の費用も削減することができるようになったのです。

これは、輸出分野では革命的とも言える進歩です。

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